コンピュータ

コンピュータの種類

コンピュータの代表的な種類と歴史

コンピュータには、使用する業務(使用用途)、規模、性能、使用形態により数え切れないほどあります。

汎用機のように、大量データを処理できて、しかもセキュリティがしっかりしていて、ものすごく高価な機種から、だれでも直ぐに購入して使えるスマホまで、とにかく数え切れないほどあるのです。

20世紀初頭に真空管を使用したコンピュータが開発されて、真空管がトランジスタに置き換わり、1990年代にインターネットが普及することで、今日のコンピュータを取り巻く環境ができ上がりました。

今では、だれでもスマホを持ち歩いて、インターネットを介して、いつでもどこでもさまざまな情報を取得・発信できる世の中になりました。

携帯性や手軽さはスマホのような小型端末にあります。

ただ、趣味でも仕事でもある程度の規模の作業となるとスマホでは少し不便となります。 入力・修正するデータ量の多さやディスプレイの大きさが必要となるためです。

そこでパソコンとスマホの併用がおすすめとなるのです。

ここでは、大企業で使われるコンピュータから個人で使用するものまで、代表的なコンピュータを説明します。

参考程度に読んでみてください。

スーパーコンピュータ(スパコン)

ニュースによく登場する「富岳」に代表される処理脳能力が非常に高いコンピュータです。
超高速処理を追求したコンピュータで、科学技術計算などに使用されます。
気象シミュレーションや膨大な演算を必要とする宇宙研究などで利用されています。

メインフレーム(汎用機)

大企業や銀行などの企業基幹システムに使用される大型コンピュータです。 大量のデータ処理が可能で、管理性・機密性に優れているコンピュータです。

メインフレーム、大型汎用コンピュータと呼ばれます。

多数の端末機を接続して操作するので、大型サーバー機のようなものですが、処理能力とセキュリティに優れているのが特徴です。
IBM製汎用機が有名です。

1990年代から、ダウンサイジングとWinodws機やUnix機などの高性能化が進んだため、シェアを落としています。

ミニコンピュータ(ミニコン)

メインフレーム(汎用機)の小型版で、科学技術計算などに利用された。

汎用機はかなり高価であったため、そこまでの性能を必要としない規模の小さめな研究室などで需要を伸ばしました。

1990年代になると、汎用機同様にコストパフォーマンスに優れるパソコンに市場を奪われて衰退しました。

オフィスコンピュータ(オフコン)

ミニコンと同程度の性能があり、事務用業務に特化されたコンピュータです。
オフコンという括りは日本でだけのものであり海外ではこの括りはありません。
科学技術計算・事務用業務の計算処理及び印刷業務に使用された。
ミニコン同様に1990年代にコストパフォーマンスに優れるパソコンに市場を奪われて衰退します。

ワークステーション(WS)

パソコンと比べて、高スペックで処理スピード、耐久性、セキュリティに優れるコンピュータで、堅牢性・性能・価格ともにワンランク上です。

設計や解析・機械学習・映像編集・CAD (Computer-Aided Design)・アニメーション制作・画像診断など、プロフェッショナルな業務で活躍しています。
スタンドアロンで使用されたり、端末機としてサーバーと接続して使用されることもあります。
しかし、最近ではパソコンの高性能化もあり、パソコンとの明確な差が無くなりつつあります。

マイクロコンピュータ(マイコン/組み込みシステム)

家電製品、車両、医療機器など、特定の目的のために機器に組み込まれて使用されるコンピュータです。
パソコンやワークステーションとは異なり、決まった処理を行うコンピュータなので汎用性はありません。
小型コンピューターチップ構成で、プロセッサー、メモリー、入出力ポート、マルチタスク処理、通信インターフェースなどが一つの集積回路に統合されています。

私たちの身のまわりにたくさんあるコンピュータです。

サーバー

ネットワーク上にリソースやサービスを提供するためのコンピュータです。
代表的なサーバー機能として、ウェブサーバー・データベースサーバー・ファイルサーバーなどがあります。
高アクセスに耐えられるように、高速CPUや大容量メモリや高速ストレージを実装しています。

パーソナルコンピュータ(パソコン)

個人や企業ビジネスで使用するコンピュータです。
個人ユースでは、インターネット閲覧、趣味などの軽作業から、ゲームや動画編集などの高性能を必要とする作業まで使用されます。
一般企業のビジネスシーンでもパソコンは使用されます。 データ処理、経理事務、書類作成などの殆どの業務で使用可能な汎用的なコンピュータです。
近年は、その性能向上は凄まじく、ワークステーションなどの上位機種に性能面で差がなくなってきました。
コンピュータケース(筐体)の大きさ、形式、携帯性などから、タワー型・デスクトップ型・ノート型などの種類があります。

タブレット・スマートフォン

タッチスクリーンやモバイル通信機能を備えたコンピュータで、特に携帯性に優れています。
現在では、子供からお年寄りまで、またビジネスにおいても使用される、なくてはならないコンピュータになっています。
インターネット閲覧閲覧、コミュニケーション、ゲームなどに使用されています。

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