ネットワークの基礎~ネットワークとはどういうものなのか~
ネットワークとは、人と人や集団と集団、グループとグループ、街と街などの繋がりを表すことばです。
コンピュータの世界では、コンピュータ同士を通信で接続した状態をネットワークといいます。
つまり、皆さんが持ち歩いているスマホや、学校や会社で使うパソコンで閲覧するインターネットのことをネットワークと呼びます。
もちろん、ネットワークはインターネットだけではありません。
家庭内で繋げるネットワークもありますし、会社で使用するシステムもネットワークです。
ネットワークの通信規格をかんたんに説明します
ネットワークとは、インターネットやLANなどの通信で繋がっているデバイスの集まりことです。
LANとは、Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)のことで、家庭内や会社の部署内などの限られた範囲(Local)で使用されるネットワークです。
このネットワークは、インターネットと同じ TCP/IPという通信プロトコルを使用して繋がっています。
その他に使われているのは、Bluetooth(ブルートゥース)という比較的近距離で使用する通信規格でです。
ワイヤレスイヤホンとスマホや、パソコンとマウス・キーボードなど、身近なデバイスに搭載されていているので、ご存じの方も多いと思います。
Bluetoothは、簡単に接続ができて使いやすいのですが、通信距離が10m以内と短い点と通信速度が遅いのが欠点です。
デバイス間の距離が離れていたり、データ量が多い場合は向いていませんが、限定的な利用方法であれば、簡単に便利に利用できる規格です。
他にも使われている通信規格はありますが、コンピュータネットワークというと、やはりTCP/IPが一般的となります。
ネットワークデータの送受信
一般的に利用するネットワークというば、ほとんどの方が「インターネット」となるでしょう。
インターネットは、世界中のコンピュータネットワークが接続されて形成される巨大なネットワークです。
それぞれのネットワークが相互に通信を行うことで、情報の共有や様々なデジタルサービスの利用が可能になります。
インターネットを通じて、電子メールの送受信、ウェブサイトの閲覧、オンラインショッピングや動画視聴・配信、ソーシャルメディアの利用などが行えます。
私たちは使用するデバイス(スマホ、パソコンなど)から、Yahoo Japanを閲覧するとしましょう。
まず、スマホにYahoo JapanのURL(アドレス)を入力して、Yahoo Japanのホームページを表示するように要求します。
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要求データは、ネットワークを流れて、ISP(Internet Service Provider)に届きます。
ISP(Internet Service Provider)とは、インターネットへの接続サービスをしている事業者です。
一般のユーザーや会社は、このISPを経由してインターネットに接続することができます。
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Yahoo Japanのサーバーは、要求が届くとホームページの情報を送信します。
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ISP(Internet Service Provider)がインターネットからの情報をスマホやパソコンに送信します。
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スマホに、Yahoo Japanホームページが表示されます。
これが一連の流れです。 非常に簡潔に記載しましたが、実際はかなり複雑なことをやっています。
だいたいのイメージを持っていてください。
家庭内のネットワーク:LAN(Local Area Network)
光回線を契約している方のLAN
光回線を契約している方は、家庭内にLAN(Local Area Network)を構築しています。
LANとは、限られた範囲内のネットワークです。
この場合は光回線業者の終端装置に接続されているネットワークの内側(家庭側)となります。
光回線の終端装置とは
終端装置は、データの流れを制御しています。
つまり、LAN側のデータ通信とWAN側のデータ通信を分けているが終端装置です。
WAN(Wide Area Network、広域ネットワーク)とは、外側の広域ネットワークのことで、インターネットなどです。
終端装置は、LAN側のデータをWANに出すことはありませんし、その逆もありません。
その制御は、IPアドレスで行われています。
スマホのWi-Fi接続:終端装置・ルーターとのWi-Fi接続
スマホでよく聞く「ギガが足りない」問題です。
もし、光回線契約をしていたら、スマホとWi-Fi接続することでギガ(モバイル通信料)を節約することができます。
そのためには、終端装置か別途ルーターを購入してWi-Fi接続をしなくてはなりません。
光回線契約は別契約ですし、安いものではありませんので、モバイルデータ通信で大容量契約とどちらが得かシミュレーションする必要があります。
得するのは、このような方です。
・外出先でのデータ通信が少なく、自宅でのデータ通信が多い方
・既に光回線を契約している方